- 【お知らせ】2021/3/30 定例リモート会見について
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2021.3.31
いつもヴェルブリッツを応援頂きありがとうございます。
2021/3/30の定例リモート会見でのサイモンHC、アラダイス選手、淺岡選手のインタビュー内容を展開いたします。
■■サイモンHC■■
-サントリー戦での収穫と課題について教えてください。
前半はゲームプラン通りに進めることができました。できればもう1トライくらい取れれば良かったと思います。
後半に関しては、相手にシンプルな形でトライを許してしまったり、それらの原因となる1対1のタックルやディフェンスの幅が狭くなっていました。それ以外にもブラインドサイドに人数が多く、オープンサイドの人数が少なくなってしまった結果、相手からプレッシャーを受ける時間が多くなってしまいました。ただ、キックゲームとしてはすごく良く、テリトリーのマネジメントもできていたと思います。
ーこのあとインタビューに登場する淺岡選手にどんなことを求めていますか?淺岡選手についてはコンタクトでの一貫性の部分に関して早く動いてポジションに入るところが課題と感じています。
ホールドが遅くなってしまったり、ディフェンスの幅が狭ってしまったりする点があるので、セットファースト、そしてすぐポジションに入ることによって彼の良さが生まれると思ってます。サントリー戦については、ショルダーパンチはしっかりできていましたが、ラックまですることができていなかったので、今後ベストな選手になっていけるように課題をクリアにしてコーチングしていこうと考えています。
-サントリー戦で学ぶところが多かったとおっしゃられていましたが、今後どのように活かそうと考えていますか?課題はシンプルで、後半にスコアボードにフォーカスし過ぎてしまい、ひとりひとりの役割を実行できなかったことが原因だと思います。一人一人がプロセスを重視してやっていれば、違う結果になったと思うところもあります。後半の戦い方、特に残り2分をどう戦うのかをチーム内で話し合っているところです。
-サントリー戦でのスクラムの課題をお聞かせください。ヘッドアウト・ロックアウトというところで相手のフロントローにプレッシャーをうまくかけれなかった、また足が動いてしまったところも課題と感じています。バック5がスクラムでのプレッシャーの62%を占めていることを考えると、地面にしっかり足を付けてフロントローをサポートしてあげることが大事になってくると考えています。
■■マイケル・アラダイス選手■■
-トヨタには世界中から選手がいますが、今の環境をどのように感じていますか?
日本での生活をすごくエンジョイしています。それは日本・トヨタ・トップリーグに共通しています。ラグビーでいうと日本はすごくテンポが早いと感じています。スーパーラグビーとくらべると、フィジカルよりスキル・テンポの速いラグビーをしていると感じます。その中で、南ア・オーストラリア・日本・その他の国などの世界中の選手とプレーできていることをとても楽しく感じています。
ーサントリー戦で自信になったところと課題をお聞かせください。サントリーは日本で一番いいチームと言われているので、前半のプレーはうまくプレッシャーをかけれていたので自信を持っていいところだと思います。後半はサントリーからプレッシャーを受けることが多くなったものの、終盤同点に追いつくことができたことは自信を持っていいところとだと思っています。これからはこのようなタイトな試合をどう終えるかが重要になってきます。負けてしまったことは残念ですが、これからもっと頑張っていきたいです。
ーロックというポジションで重要視している点と自分のプレーについてお聞かせください。ロックはキーとなる役割がたくさんあるポジションです。時代によってロックというポジションの役割も進化しているなかで、ワークレートだったりラックだったりというところが大事だと感じます。また、タックルや全体でのフィジカルの点で相手を圧倒し存在感を示す必要があります。ラインアウトでのFWの牽引、キックオフでのエリアをドミネートすること、スクラムでのフロントローのサポートだったりと様々な役割を求められます。
-ロックのポジションでコンビを組むことの多い秋山選手についてどう感じていますか?秋山選手は大変すばらしい選手です。まだ若いので経験不足のところはありますが、今シーズンすごくいいパフォーマンスをしています。とくにフィジカルの点で相手選手をドミネートしているところは素晴らしいと思いますし、自分としてもいいコンビネーションで組めていると思っています。
-サントリー戦でのスクラムの課題をお聞かせください。ヒットする前に足が動いているとスクラムの土台が不安定になってしまうので、その点については
ハーフタイムで話したり、今週のミーティングでも話をしていているので改善していこうと思っています。
-日本行きを決めた経緯をお聞かせください。サンウルブズとの対戦で自分もチーフスの一員として2回の来日経験があります。
それ以外にもニュージーランドにいたときに大学生のときに東京に来たことがあり、日本の文化や生活スタイルなどを短期ではなく長期的に関わりたいと思っていました。なので、ヨーロッパなどに比べると日本の方が優先順位が高かったです。トヨタに関してはすごくいい話を聞いていました。チームのクオリティーや学びの姿勢など勝ちにこだわり成長していきたいチームと聞いていたのでトヨタに来ることにしました。■■淺岡選手■■
-今シーズン充実しているとは思いますが、これまではご自身でどのように感じていますか?
1節から5節まで先発させてもらっていますが、パフォーマンスとしては100点ではないと感じています。スクラムでもまだまだ足らないところもありますし、フィールドプレーでもラックのアライバルだったり、タックルもノーバインドタックルが多くなってしまっているので、その点を修正し外国人選手にも通用するようなコンタクトに改善したいと思っています。
-Nコム戦での目の覚めるようなタックルなど、ご自身で成長を感じるところはありますか?ウエイトトレーニングは個人的に好きなので重点的に取り組んでいます。それと同様にスキルの部分を昨年より取り組んでいるので、その結果が試合に出ていると思います。
ーサントリー戦で自信になったところと課題をお聞かせください。昨年は大敗してしまいましたが、年は僅差での負けとなったので、それだけ差が縮まったことはいい部分ではあると感じています。ただ、最後の少しのミスで勝ちを譲ってしまったところは悔しく思っています。自分自身もスクラムやアタックのところでのミスがあったので今後の試合で修正したいと思います。
-スクラムに関しての手ごたえと課題についてお聞かせください。スクラムの姿勢に関しては昨年より改善され、ロックの力も前に伝わるようになっていると思いますが、スキルの部分で1番に対するアングルの対応などの細かい部分のスキルが足りていないと思っています。ストロングポイントとしては、力を生かしたヒットスキルのところと思っています。
ー日本代表への思いを教えてください。日本代表にはなりたいと思っています。そのために重要なのはセットプレーの安定だとおもうのでそこを伸ばしていきたいと思います。フィールドプレーではタックルを得意としているので、激しいタックルで相手にプレッシャーを与えてこちらが勢いに乗るとゆうプレーを続けていきたいと思います。
-新人賞にたいする思い、髙橋選手・秋山選手に対する思いを教えてください。負けてられないという思いはありますが、そこにフォーカスするのではなく自分にフォーカスし、自分にやれるプレーを試合の中でやれるようにしています。
-トヨタを選んだ理由と、トヨタはスクラムに伝統とプライドを持っているチームですがそうゆう部分で感じるところはありますか?トヨタは元々フォワードが強いと言われていたので、それにあこがれてトヨタを選んだので、フォワードが強いトヨタを復活させたい思いはあります。そこで一番大事なのはスクラムになってくるので、2列3列とはスクラムを強化し、より相手にプレッシャーをかけようと話をしています。
-フロントローでアドバイスをもらう選手はどなたですか?吉田康平さんや高橋洋丞さん、木津さんからはいつもアドバイスをもらっています。
-3番へのこだわりはありますか?3番でも1番でも対応できる選手になりたいと思います。
以上です。