NEWS/EVENT

【お知らせ】2021/3/23 定例リモート会見について

2021.3.24

いつもヴェルブリッツを応援頂きありがとうございます。

2021/3/23の定例リモート会見でのサイモンHC、ラウタイミ選手、滑川選手のインタビュー内容を展開いたします。

■■サイモンHC■■

image0.jpeg

-サントリーについてどういう印象を持っていますか?

サントリーはすべてにおいて、とても優れているチームという印象です。
どのポジションもとても選手層く、ゲインラインを突破できる選手も多く、アタック面でも幅を使って、鋭い切込みをしてくるチームです。日本人プレイヤーもとても成功した選手が多く、チームとして成熟したチームという印象です。 


-サントリーの素早い球出しを遅らせることが重要になると思いますがいかがでしょうか?

サントリーは東芝戦でも早いラックスピードからオフロードにつなげて、更にラックスピードを上げていく攻撃を展開していたので、それをさせないディフェンスが必要になってくると思います。


-試合の間隔がサントリーに比べ長くなりましたが、どういうところにフォーカスして準備してきましたか?

サントリーはバイウィークに試合が増えたイメージではあると思いますが、なか7日のサイクルが維持できるので、間隔についてはそれほど影響がないと思っています。
トヨタとしては、バイウィークをうまく使いながら選手のコンディションをSCのコーチ陣と協力しマネジメントしています。それぞれのプレーヤーを一番いい形になるように準備をしていて、今週も今のところ順調にトレーニングができています。


-チームが連勝していることをどう思っていますか?また、サントリーに対して、どのエリアで勝てば、試合に勝てると思っていますか?

4連勝はしていますが、チームとしては毎週毎週進化をとげ、そして前に向かって進んでいくということを意識しています。常に今に集中して全員の役割をできる限り最高の形でコントロールすることが目標ではありますが、まだそこまで至ってないと思っています。
個人がそれぞれ進化をとげてひとつひとつ進歩をしていくことがチームの成功につながっていくと思っています。それぞれの役割を実行し、今に集中するという原点に戻って戦っていきたいと思っています。
サントリ―に勝つという点については、サントリーもいいスタートをしているので、常にチャレンジしていく気持ちをもって戦いたいと考えています。


-サントリーのチームカルチャーで感じるものはありますか?
  
サントリーとは、プレシーズンにも試合をさせていただきましたが、本当にいいラグビーをするチームです。素晴らしいコーチ陣・素晴らしいアスリートがそろっている成功したチームだと思います。

トヨタにおいては、チームを築き上げているところで毎試合毎試合成長していくことを重視しています。毎週自分たちのカルチャーをグランドで体現できることを楽しみながらやっていますし、今週はサントリーというとても素晴らしいチームと戦えることを選手全員とてもわくわくして準備を進めています。


-先回のサニックスの試合のように、リード選手・フーパー選手の同時起用があるのか、こたえられる範囲で教えてもらえますか?

チームにとって何が一番いいコンビネーションかを考え中ではありますが、リードとフーパーがどちらもチームにいるということはとてもいいことだと感じています。
ただ、ルルーが15番にいることでダイナミックなプレーが展開されるというところで欠かせない存在になっています。
チームにとって一番いいコンビネーションは何なのかを含め、スタメン・ベンチメンバーを考えていることろです。


■■ラウタイミ選手■■

image1.jpeg

-チームも調子がいいですが、ラウタイミ選手のすごく調子がいいと思いますがご自身ではどう感じていますか?

自分自身でも、昨シーズンより今シーズンの方が強くなっていると感じています。チームメイトもみんな頑張ってくれているので、自分もいいプレーができています。


ーバックローはチーム内にレベルの高い選手がたくさんいてたいへんと思いますが、どのように感じていますか?

No8にリード選手が加入したので、リード選手からいろんなことを教えてもらっています。
今は6番で試合に出ることが多くなりましたが、試合を重ねるごとにだいぶ慣れてきたと思います。世界のスーパースターと一緒に試合ができてとても光栄に思います。


ーリード選手のすごいところはどこでしょうか?

やはり強力なリーダーシップでチームをまとめてくれるところです。
試合中もずっとコミュニケーションをとってくれるので、大変やりやすいです。


-6番をプレーするにあたって参考にしている選手などはいますか?

特にいませんが、激しいプレーをすることを心掛けています。


-今年は今まで以上にカードが多く出ていますが、練習中から気をつけていますか?

練習中はカードがでるようなプレーをしてしまうこともあります。
ただ試合ではカードが出ることによってチームが不利な状況になるので、カードが出ないように気をつけてプレーしています。


-次のワールドカップに出るためにはどのようなところをアピールしていきたいですか?

自分の得意なフィジカルなプレーのところは大丈夫と思っていますが、日本代表はよく走りキックもよく使うのでチームなので、試合のなかでの走り・ワークレート・何回タックルにいく・何回キックするといったところをがんばっていきたいと思っています。 


ーチームが好調ですが何が理由とお考えですか?

チームメートと試合を重ねることによってお互いに理解が深まっているところだと思います。
練習もそうですが、試合をやることによって、パスがでるところや走るところなどの理解が深まり、個人的にとてもやりやすくなっています。


-今シーズンはこのまま突っ走っていけますか?

はい、いけると思っています。


-サントリー戦ではどういうプレーをしたいと思っていますか?

サントリーはすごくボールを動かすチームなので、それをとめることが必要と考えています。そして、フィジカル面で勝てれば勝機はあると思います。
サントリーのバレット選手とプレーできることはとても楽しみに思っています。


■■滑川選手■■

image2.jpeg

-チームの調子がいいですが、滑川選手からみていいところはどこだと感じていますか?

ひとりひとりが役割をわかっていることと、縦のラインに代表クラスの選手が増えて軸がしっかりしたことが安定感につながっていると思います。


-チームにインターナショナルな代表選手がいますが、彼らについてどう感じていますか?

マネージメントする能力が高いと感じています。
トヨタに何を残せるかを考えてくれて、何か新しい文化をつくってくれようとしていると感じます。


-レフリーはいつからやろうとしたのでしょうか?

ちょうど1年くらい前になります。レフリー挑戦を勧められたのがきっかけでしたが、実際やった時には手ごたえも感じましたし、ラグビー選手の第2人生としての幅が広がると思い始めました。


-レフリーをやりながらの選手は実際どうでしょうか?

面白いと感じてます。SHとレフリーは似ているとも思います。体力面ではしんどいですが、それが自分にはあってるいるので楽しくやっています。


-レフリーとしての目標は?

23年、27年のワールドカップに日本人初の主審として参加することです。


-選手としても今シーズン調子が良さそうですが、何が要因でしょうか?

2年前に監督が代わったことが大きな転機になりました。自分の役割を見つめなおし、スタメンにこだわるより試合にどうフォーカスするか、後半20分からでも試合に出場しチームの舵取りをする、ということを自信をもってプレーできていることが調子のいい要因と感じています。


-サントリー戦に向けての意気込みは?

サントリーのことはリスペクトしてますが、自分たちがやるべきことをしっかり遂行したいと
思っています。茂野選手が仕事をした後に自分の役割が待っていると思うので、いいプロセスを踏んでいい結果を獲得できるようにしたいと思っています。


-危険なプレーに対する判断が厳しくなっていますが、レフリー目線で周りの選手に伝えていることなどはありますか?

今カードが出ているプレーは選手目線ではしかたないと感じるところがありますが、レフリー目線では安全のためにとるしかないと思っています。
チームに対して1つの判定で勝敗が決まってしまうので、そこの意識が上がったと思います。オフサイドも練習中からこだわるようになったので、チームにレフリーがいるということはアドバンテージになると感じています。


ー自分がレフリーに選ばれた理由はどんなところと思いますか?

学生時代からよくレフリーとコミュニケーションをとっていたので、それが理由かなと思います。


-レフリーの時にコミュニケーションが多いですが、意識的に行っているのですか?

今までは選手がやっているラグビーをレフリーが裁く、と考えていましたがそれではダメで15人の中に入っていかないといい判定ができないと思うようになりました。
選手やレフリーにストレスをかけるより、話し合いで解決することがいいと考えています。
スクラムに関しては選手の方がよく分かるので、情報を自分に入れてもらうように伝えていて、友達のように話をしてと伝えています。


-英語は得意だったんですか?

英語は話せませんが、コミュニケーションはそれほど困らずにとれています。


-レフリーを突き進めていくときに目指しているモデルになってる人はいますか?

スーパーラグビーのニックベリーなどのプレーヤーあがりのレフリーを目標にしています。彼らはトライを絶対見ているので、そこは参考にしています。
ただ、なによりも見てる人が楽しんでくれることを考えてレフリーをやっています。


-今シーズンのトップリーグでこの辺が変わってきてると感じるところは?

コロナの関係でで準備期間が短かったのでどこのチームもアタック重視だと感じています。
その影響で得点シーンも多く試合は面白いと思います。


-レフリーの面白さ?難しさは?

面白いと感じるところは、選手がストレスを感じずにプレーしているところです。難しいところは、スクラムが正直難しいですが、選手も実はよく分かってないことが最近分かったので、あまり深く考えないようになりました。


-トップ選手がレフリーになる道を切り開いたと思いますがいかがでしょうか?

今までラグビーでいい思いをさせてもらったので、ラグビー界への恩返しができればという思いはあります。自分が道を切り開くことによって、誰かが続いてくれればと思っています。


以上です。