OLYMPIC INFORMATION オリンピック情報
出場予定種目 |
5000m |
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種目概要 |
1周400mトラックを12周と半分周る。予選では、各組の上位数名(大会毎に決めらる)が決勝に進出できる。予選では決勝へ向けて体力を温存しながらも、確実に着順をとることが求められるため、5000mの間に数多くの駆け引きが存在する。特に4000m過ぎの終盤には急激にペースアップすることが多く、対応力が求められる。決勝では各選手の戦略の元、様々なレースが想定される。ラストに自信のある選手は序盤は様子を見るが、前半から速い展開に持ち込み、スパートできなくなるまで体力を消耗させる作戦にでる選手など、その展開は蓋を開けてみなければ分からない。 |
オリンピックへの期待 |
5000mで東京オリンピックの出場権を獲得するには、定められた期間内(※2019年5月1日~2021年6月29日)に参加標準記録(13分13秒50)を突破するか、世界ランキングで42位以内に入ることが必須条件となる。その上で、日本選手権での成績を元に代表選手が選考されるのだ。現時点での田中の記録は13分22秒78、世界ランキング49位である。 ※コロナウィルス感染拡大の影響で世界的に大会開催が困難な状況を鑑み、2020年4月6日~2020年11月30日までは、世界ランキング・参加標準記録の有効期間外となっている。 |
軌跡 |
田中がオリンピックを意識し始めたのは昨年の欧州遠征で自己記録の13分22秒78を記録してからだ。2019年の日本ランキングトップのタイムを記録し、自信を得た田中。2019年9月にはマラソンの代表選考会であるMGCでトヨタの4選手が必死の想いで走っている姿を目の当たりにし、その中で服部勇馬が代表内定したことも受け、東京オリンピック出場へ挑戦する意欲をかきたてられた。2020年度から新規加入したビダン・カロキの存在も田中にとっては追い風だ。世界トップレベルで活躍してきた彼の背中を間近で感じ取ることは、田中にとって何物にも代えがたい貴重な経験となるであろう。 |
これから |
現在はカロキとともに、スピード強化にも取り組んでいる。出場権を争うライバルも強敵揃いだが、トヨタ従業員や地域の方、応援してくれる方々に笑顔や元気を届けるため、彼は走り続けるであろう。 |