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東京2020オリンピック 男子マラソン

2021/08/26

2021年8月8日(日)に北海道札幌市に於いて、東京2020オリンピック男子マラソンが行われ、日本代表として服部選手が出場しました。スタート時の気象コンディションは気温26℃・湿度80%・強い風が吹く過酷な条件の下、各国の代表選手総勢106名がスタートラインに並ぶと会場は静寂に包まれました。午前7:00ちょうどに号砲が鳴り響くと各国の選手が一斉にスタート、服部選手は先頭集団の後方に位置し、最初の5kを15分22秒で通過しました。厳しいコンディションもあり、先頭集団は牽制しながらレースは進み、20kを1時間01分49秒で通過、集団は30名程に絞られました。20kを過ぎると、服部選手の表情に変化が、時折苦しい表情を浮かべ集団から遅れ始めると、20kから25kのラップが16分43秒とペースを落としました。そこからは脚の痙攣ものアクシデントもあり、苦しい走りとなりましたが、「MGCで共に戦ったライバルの想いを踏みにじる訳にはいかない」と強い気持ちでゴールを目指し走り続けました。先頭がゴールしてから20分以上遅れ、服部選手は2時間30分08秒の73着でゴール。精魂尽き果て、その場に倒れ込み医務室へ運ばれました。診断の結果は重度の熱中症でした。スタートした106名の内30名が棄権するなど、過酷なレースとなりました。

テレビ等での声援が最後まで服部選手の背中を押してくれました。本当にありがとうございました。

■服部選手のコメント

「夢であった東京2020オリンピックが終わりました。目標には遠く及びませんでしたが、自身と向き合い、最後まで逃げずに走る事ができました。応援していただいた皆様、開催するにあたりご尽力いただいた全ての皆様に感謝します。ありがとうございました。」

服部五輪①.jpeg

Photo by Lintao Zhang/Getty Images

服部五輪②.jpeg

Photo by Kyodo News / Getty Images

トヨタは東京2020オリンピックのワールドワイドパートナーです。

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