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マラソングランドチャンピオンシップ
2019/10/01
2019年9月15日(日)東京都に於いて、マラソングランドチャンピオンシップが開催され、藤本選手・宮脇選手・服部選手・堀尾選手の4名が出場しました。東京オリンピック2020のマラソン代表選考会として開催された同大会。ペースメーカーが付かないガチンコ勝負で、上位2名が東京オリンピック代表に内定するため、独特の雰囲気と緊張感の中、大会は行われました。スタート時の気象条件は晴・気温26.5℃・湿度63%。レースは、Hondaの設楽選手がスタート直後から一人飛び出す展開になりました。トヨタ自動車の4選手は牽制しながらも集団の中で落ち着いてレースを運びましたが、各選手の思惑が渦巻く中、集団のペースが上がらず、15k地点で設楽選手と集団の差は最大2分13秒に広がりました。15kを過ぎて、富士通の鈴木選手がペースアップ、服部選手は即座に対応し、この5kを14分48秒でカバーすると、設楽選手との差を徐々に詰め、ハーフを1時間05分28秒で通過。藤本選手と堀尾選手は第2集団でハーフを1時間05分41秒と射程件内でレースを進めた。その後、藤本選手は前の集団を追い、25k地点で第1集団に追いつくと、細かな駆け引きが続く中、37k付近で先頭を行く設楽選手を捕え、服部選手・藤本選手を含む9人でトップを争う展開に。37.5k付近で藤本選手は後退し、徐々に人数が絞られていくと39k過ぎでGMOの橋本選手がスパート。そのタイミングを見て、富士通の中村選手が狙いすましたスパートで勝負をかける。4、5秒差で服部選手とNIKEの大迫選手が追い、優勝争いは3人に絞られた。服部選手は前を行く中村選手を追うも、大迫選手に交わされ、一時3位に後退。最後600m付近で大迫選手が遅れた姿を見ると、執念のラストスパート。残り300mで大迫選手を捕えると、2時間11分36秒で2位に入り、見事東京オリンピックマラソン日本代表に内定しました。藤本選手は2時間13分58秒で9位、堀尾選手が2時間16分21秒で15位でフィニッシュ。宮脇選手は足にアクシデントもあり、24k付近で途中棄権となりました。現地では気温が30℃に迫る暑さの中、1000名を超える大応援団が選手の走りを後押ししてくれました。本当にありがとうございました。
■佐藤監督のコメント
『服部が、終盤の大一番の勝負を執念の走りで駆け抜け、オリンピック代表を獲得できました。また、藤本・堀尾・宮脇も厳しい戦いを勝負してくれました。4名の選手に、エネルギーを与えてくれた皆様、本当にありがとうございました。今後共応援宜しくお願い致します。』
■服部選手のコメント
『東京オリンピックの舞台を夢見てマラソンを始めました。この5年半、いつも順調だったわけではなく、苦しいことも多くありました。日頃からサポート、応援してくださる方々のおかげで目標を達成することができました。オリンピックに向けて、日本代表としての自覚と覚悟を持ち、これからの練習に取り組みます。本当にたくさんの応援ありがとうございました。』
■藤本選手コメント
『沿道の応援が凄く、走っていてとてもワクワクする楽しいレースでした。苦しくなってから、応援が体にパワーをくれました。ここまで長いようで短い期間でしたが、多くの方に支えていただいたこと、本当に感謝しております。次の目標に向け頑張っていきますので、今後とも応援宜しくお願いします。』
■堀尾選手コメント
『応援ありがとうございました。結果として、マラソンの経験の無さ、力不足を感じました。マラソンで結果を出せるように今回の経験を次のマラソンに活かしていきます。今後は、初めての中部実業団駅伝・ニューイヤー駅伝を控えていますので、メンバー入りして、優勝に貢献できるように頑張ります。今後とも応援の程宜しくお願いします。』
■宮脇選手コメント
『20キロ手前のペースアップに対応出来ず、脚が止まってしまいました。応援に来て下さった方々に申し訳無い気持ちでいっぱいです。必ずリベンジしますので、引き続き、応援宜しくお願いします。たくさんの応援、本当にありがとうございました。』
■レースの様子
■応援に来て下さった方々