COLUMN ソフトボールとレッドテリアーズ

CHARMソフトボールの魅力

  • CHARM01 レッドテリアーズの歩み

    トヨタ自動車女子ソフトボール部レッドテリアーズの創立は、1948年。女子ソフトボールリーグに第一回から参戦する最古参のチームです。優勝を多数経験しており、2010年~2012年には、三連覇を果たしています。選手の数は毎年25名程度。高校、大学の強豪チーム出身の選手たちが、さらなる高みを目指してしのぎを削っています。
    チームのセカンドネーム『レッドテリアーズ』は、チームカラーの『レッド』と、チームキャラクターの『ヨークシャ・テリア(キャラクター名:ルーキー)』を合わせたもの。ヨークシャ・テリアという犬種は、「小柄ながらエネルギッシュで探究心が強い」「攻撃的な側面を持ちながら知的でもある」という特徴があり、 その気質をチームの志としています。

  • CHARM02 レッドテリアーズの魅力

    長い歴史と高い実績を誇るチームゆえに常に結果を求められますが、そのプレッシャーを力に変えて、スタッフ・選手が一丸となって日々の戦いに挑んでいます。
    プレーの特徴は、投手陣を軸に、鍛え抜いた鉄壁の守備で守り抜くソフトボールであること。トップレベルの投手を擁す上位チーム同士の対決ともなれば、僅差で勝敗が決まってしまうことが多いため、正確でスピーディーなレッドテリアーズのプレーは大きな武器となっています。また、攻撃面では選手それぞれが打線の中で与えられた役割をしっかりと果たすことで強力打線を形成しています。さらには、そこにバント、スラップ、足を絡めることでチャンスを広げ、確実に得点につなげる攻撃を実現しています。
    選手たちが日頃から心掛けているのは「全力疾走」。そこには、どんなときでも自分たちのことを一生懸命に応援してくれる従業員やファンの皆さんに、元気や勇気を与えられるようなプレーを見せたいという強い思いが込められています。

  • CHARM03 日本女子ソフトボールの楽しみ方

    近年ではアメリカ、オーストラリア、メキシコといった各国の代表クラスも参戦するなど、そのレベルは「世界最高峰」と言われています。最大の魅力は何と言ってもスピード感。同じベースボール型競技の野球よりもコンパクトな競技場で行われるため、よりスピーディーでスリリングなゲーム展開を楽しむことができるのです。また、選手とファンの距離が近いのも魅力の一つ。試合会場では応援スタンドへのサインボールの投げ込みや、試合後のサイン会など、ファンの皆さんに楽しんでいただくイベントも開催されています。会場での観戦は、迫力あるプレーを体感できるだけでなく、選手たちと触れ合える機会でもあります。

  • CHARM04 選手を支える応援団と熱いファン

    試合中、レッドテリアーズ側のスタンドには、コーポレートカラーのトヨタレッドを基調としたビッグフラッグが掲げられ、トヨタ自動車の男性従業員で構成される応援団員とファンが、吹奏楽団の演奏に合わせて選手たちにエールを送ります。試合会場で無料配布される赤色のハリセンには、全選手の顔写真入りプロフィール情報とチームキャラクターの『ルーキー』が描かれており、人気の応援グッズとなっています。皆でハリセンを頭上に掲げれば、スタンドはたちまちチームカラーのレッドに染まります。
    チームは、勝つ喜び、負ける悔しさ、そして勝敗を越えた感動を応援してくださる皆さまと分かち合いながら、一つになって勝利を目指します――。

RULEソフトボールのルール

  • RULE01 試合形式

    ソフトボールは野球から派生して誕生した競技で、9人で編成された2つのチームが交互に攻撃と守備を行います。先に攻撃するほうが先攻、後で攻撃するほうが後攻。先攻のチームが攻撃するときは、後攻のチームが守備につきます。アウトを3つ取ったら攻守交代です。7回まで行い、得点の累計によって勝敗を決めます。投手戦が多いため、7回を終えて両チーム同点の場合は、延長となる8回表から無死走者二塁を設定して攻撃を継続する「タイブレーカー」を導入し、勝敗が決まるまで試合を行います。

  • RULE02 塁間の距離

    野球と比べて塁間が短く、コンパクトな競技場で行われるソフトボールでは、一瞬の判断ミスが命取りとなるため、正確でスピーディーな守備が求められます。また、ソフトボール特有の攻撃方法として注目してもらいたいのは、スラップ打法と言われる走り打ちです。俊足の左打者が少しでも早く一塁に到達するために使うケースが多く、ゴロを転がして内野安打を狙います。

  • RULE03 投手

    投捕間の距離も野球と比べて短く、男子が14.02m、女子が13.11mとなっています。女子の世界トップクラスでは110キロ台後半を出す投手もおり、体感速度は160キロにも及ぶと言われています。投手が打者に対して下手投げするのも特徴で、腕を風車(ウィンドミル)のように1回転させて投げることからウィンドミル投法と呼ばれています。打者の手元で浮き上がるように見えるライズボールなど、ソフトボール特有の変化球も見ものです。

  • RULE04 選手交代

    選手交代については、一度ベンチに退くと再出場できない野球に対して、ソフトボールではスターティングメンバーであれば一度に限り再出場できる「リエントリー」を採用しています。これにより代打専門、代走専門という形で選手を起用できるため、選手の活躍の場、戦術の幅が広がります。