RULE 競技説明

EKIDEN 駅伝

駅伝

個人種目がほとんどである陸上競技において、リレーと共にチーム力が試される種目である駅伝。正月の風物詩として100年以上の歴史がある箱根駅伝が有名であり、選手が1本の襷を仲間の想いと共に繋ぐその姿は、多くの国民に愛されている。
毎年、1月1日に開催される全日本実業団対抗駅伝競走大会(通称:ニューイヤー駅伝)は、群馬県庁発着全長100kmのコースを7人の選手が襷を繋ぐ。東日本、中部、北陸、関西、九州の各地区予選が行われ、勝ち抜いた37チームに出場権が与えられるため、毎年予選から白熱した戦いが繰り広げられている。各区間の距離や高低差、風向きが異なるため、選手の特徴を見極めた適材適所のオーダーを組むことが重要である。また、2区(8.3k)は7区間の中で唯一インターナショナル区間に指定、外国人選手の起用が認められており、世界レベルのスピードで駆け抜ける選手は圧巻である。
1年の最初のスポーツイベントとして企業の命運をかけて走るニューイヤー駅伝。選手の気迫のこもった走りに注目して欲しい。
トヨタ自動車陸上長距離部では、2011年に初優勝、2015年・2016年は2連覇と計3度の優勝を誇る。2009年から12年連続で入賞中、ここ6年は2回の優勝を含め全て3位以内と安定した成績を収めており、強豪の一角として名をはせている。

MARATHON マラソン

マラソン

マラソンは日本人には最も馴染みのある陸上競技ではないだろうか。舗装された道路で行われ、全長42.195k走る。陸上競技の正式種目としては最も長い距離を走り、その歴史は古く、第一回の近代オリンピック(1896年・アテネ)から続く。その過酷さゆえ、観るものを魅了し、数多くの名勝負や感動を生んできた。
現在(2020年10月)の世界記録は2時間1分39秒(エリウッド・キプチョゲ、ケニア)であり、その驚異的なスピードは時速20.81km/hにもなる。日本記録は2020年3月に東京マラソン2020で大迫傑が記録した2時間5分29秒だ。近年のマラソンの高速化は著しく、ハーフマラソンとともに、世界記録が次々に塗り替えられている。
世界記録更新を狙うような大会では、ペースメーカーがレースを先導することが多く、他の種目との違いでもある。
トヨタ自動車陸上長距離部では、尾田賢典が世界陸上テグ大会(2011年)の日本代表、福岡国際マラソンにおいては服部勇馬が2018年、藤本拓が2019年と2年連続で優勝を飾った。東京2020オリンピックでは服部勇馬がMGC(マラソン・グランド・チャンピオンシップ)で2位に入り日本代表に内定している。

HALF MARATHON ハーフマラソン

ハーフマラソン

ハーフマラソンはその名の通り、マラソン(42.195k)の半分の距離21.0975kで行われる。スピードと持久力の両方が求められるだけでなく、登り坂や下り坂、カーブや折り返し等、コースの特徴から勝負所を見極める力が求められる。
現在(2020年10月)の世界記録は58分01秒(ジョフリー・カムウォロル、ケニア)、日本記録は2020年の丸亀国際ハーフマラソンで小椋祐介が記録した1時間00分00秒だ。マラソン同様、近年の高速化が著しい。
トヨタ自動車陸上長距離部では、世界ハーフマラソンの日本代表に尾田賢典(2009)、宮脇千博(2012)、大石港与(2016)が出場。2020年の丸亀国際ハーフマラソンで藤本拓が、日本記録の小椋祐介に次ぐ、1時間00分06秒(日本歴代2位)を記録した。

5000m・10000m 5000m・10000m

5000m・10000m

トラックレースの長距離種目である5000mと10000m。1周400mトラックを5000mでは12周と半分、10000mでは25周を走る。年間を通して数多くの競技会が開催されるが、大きく2つに分類される。日本選手権や全日本実業団対抗など勝負(順位)を意識した大会と、自己記録等タイムを狙う記録会がある。記録会では記録を狙うため、ペースの変化が少ないが、日本選手権など勝負を意識した大会では、数多くの駆け引きが存在しペース変化が激しい。各大会終盤には見ごたえのある仕掛けあいとなり、観るものを熱くするであろう。
現在(2020年10月)の世界記録は5000mが2020年8月にマークされた12分35秒36(ジョシュア・チェプテゲイ、ウガンダ)で、10000mが26分17秒53(ケネニサ・ベケレ、エチオピア)である。日本記録は5000mが大迫傑の13分08秒40、10000mが村山紘太の27分29秒69である。
トヨタ自動車陸上長距離部では、両種目での世界陸上・オリンピック日本代表選手は未だにいない。トヨタ記録は5000mが13分22秒72で田中秀幸が2019年に樹立した。
10000mは27分41秒57で宮脇千博である。

3000msc 3000m障害

3000m障害

トラックに設置された大きなハードルと、池のような水濠を跳び越えながら、トラック7周の3000mで競われる3000m障害。1周の間に4台の障害と1台の水郷を飛び越えて走り、3000mの間に障害を28回と水郷を7回越えなければならない。1台飛び越える毎に筋肉には大きな負荷がかかるため、走力のみならず脚筋力の強さやハードリングの技術力が求められる。大きな障害は、ハードル競走のハードルのように倒れることはないため、障害を越えるときには常に転倒のリスクが付きまとうのもこの種目の特徴である。
現在(2020年10月)の世界記録は7分53秒63(サイフ・サイード・シャヒーン、バーレーン)である。
トヨタ自動車陸上長距離部では、岩水嘉孝が世界陸上パリ大会(2003)で8分18秒93の日本記録をマークし、現在(2020年10月)も破られていない。その後も、アテネオリンピック(2004)、世界陸上ヘルシンキ大会(2005)、世界陸上大阪大会(2007)に日本代表として出場を果たした。