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JAPAN RUGBY LEAGUE ONEジャパンラグビーリーグワン

第15節
2022
4.30SAT
13:00
秩父宮ラグビー場(東京都)
64
24 前半 7
40 後半 10
17
T G PT PG DG T G PT PG DG
4 2 0 0 0 前半 1 1 0 0 0
6 5 0 0 0 後半 2 0 0 0 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ リコーブラックラムズ
チャーリー・ローレンス9'5-0
ライオネル・クロニエ10'5-0
吉田 杏15'10-0
ライオネル・クロニエ17'12-0
姫野 和樹→佐藤 穣司19'12-0
21'12-0千葉 太一→笹川 大五
古川 聖人24'17-0
ライオネル・クロニエ25'19-0
30'19-5柳川 大樹
31'19-7マット マッガーン
秋山 大地33'24-7
ライオネル・クロニエ34'24-7
38'24-7マット マッガーン
前半終了
髙橋 汰地3'29-7
ライオネル・クロニエ4'31-7
茂野 海人→福田 健太5'31-7
ウィリー・ルル―10'36-7
10'36-7髙橋 敏也→中村 正寿
10'36-7マイケル ストーバーグ→アマト ファカタヴァ
ライオネル・クロニエ11'38-7
岡田 優輝14'43-7
木津 悠輔→淺岡 俊亮15'43-7
彦坂 圭克→加藤 竜聖15'43-7
ライオネル・クロニエ→ヴィリアメ・ ツイドラキ15'43-7
15'43-7ジェイコブ スキーン→タラウ ファカタヴァ
ライオネル・クロニエ17'45-7
17'45-12池田 悠希
18'45-12谷口 祐一郎→西 和磨
18'45-12マット マッガーン
三浦 昌悟→清水 岳21'45-12
福田 健太22'50-12
23'50-12森 雄基→森 雄基
ウィリー・ルル―23'52-12
髙橋 汰地→彦坂 匡克24'52-12
24'52-12タラウ ファカタヴァ
岡田 優輝26'57-12
秋山 大地→西村 龍馬27'57-12
ウィリー・ルル―27'57-12
28'57-12池田 悠希→牧田 旦
ウィリー・ルル―31'57-12
34'57-12湯川 純平→山本 昌太
パトリック・トゥイプロトゥ35'62-12
ヴィリアメ・ ツイドラキ36'64-12
41'64-17栗原 由太
43'64-17マット マッガーン

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ リコーブラックラムズ
FW1三浦 昌悟FW1谷口 祐一郎
2彦坂 圭克2森 雄基
3木津 悠輔3千葉 太一
4秋山 大地4柳川 大樹
5パトリック・トゥイプロトゥ5マイケル ストーバーグ
6吉田 杏6ジェイコブ スキーン
7古川 聖人7湯川 純平
8姫野 和樹8福本 翔平
HB9茂野 海人HB9髙橋 敏也
10ライオネル・クロニエ10マット・ルーカス
TB11髙橋 汰地TB11古賀 由教
12マレ・サウ12メイン 平
13チャーリー・ローレンス13池田 悠希
14岡田 優輝14栗原 由太
FB15ウィリー・ルル―FB15マット マッガーン

リザーブメンバー

16加藤 竜聖16眞壁 貴男
17清水 岳17西 和磨
18淺岡 俊亮18笹川 大五
19西村 龍馬19タラウ ファカタヴァ
20佐藤 穣司20アマト ファカタヴァ
21福田 健太21山本 昌太
22彦坂 匡克22中村 正寿
23ヴィリアメ・ ツイドラキ23牧田 旦

ゲームレポート

リーグワン第15節は430日、秩父宮ラグビー場で行われ、トヨタヴェルブリッツは、リコーブラックラムズ東京(BR東京)に、今季最多の10トライを奪って6417で快勝。勝ち点5を奪い、トップ4争いに踏みとどまった。

       ●

前日降りしきった雨があがり、青く澄みきった空が広がる秩父宮ラグビー場。ビジターゲームで「緑か、黒か」と銘打たれたBR東京相手に「こういうトヨタを待っていた」という80分だった。

前半、風下でのスタートだったトヨタは、自陣からショートパスを多用。ところどころ、FWがコンタクトを入れて相手を巻き込み人数を余らせ、攻撃を継続し続ける。

最初のトライは9分。自陣10m付近、相手キックをキャッチしたWTB岡田優輝がカウンター。CTBマレ・サウがタッチライン際を抜け、サポートしてきたCTBチャーリー・ローレンスに内返しのパス。そのままインゴールに飛び込んだ。パスで相手を崩した意図的なトライだった。

14分、2本目のトライも同様。自陣22m付近での相手キックキャッチからカウンター、辛抱強くボールを繋ぎ、最後はFL吉田杏が3人がかりのタックルを受けながらも、強さで体をインゴールにねじ込ませた。フィジカルの強みを活かしつつ、ボールを継続し続ける。この日は、スクラムはじめセットプレーが安定。理詰めで相手を崩すアタックが随所に見られた。

だが18分、アクシデントが起きる。BR東京SOアイザック・ルーカスがブレイク、相手PRがフォローした場面。ゴールラインまで5mの状況で、NO8姫野和樹共同主将が猛然と戻り、ジャッカル。責任感の強さが表れたプレーだった。ピンチは未然に防いだものの、姫野は足を痛めて退場した。代わりに入ったのはFL佐藤穣司。

試合後の会見で、動揺がなかったか聞かれたSH茂野海人共同主将は「姫野はいつもハードワークしてくれる。いなくなっても動揺はなかった」。サイモン・クロンHCも、「交代で入った佐藤が最高の働きをしてくれた」と語ったが、その言葉通り、この日は佐藤はじめLO秋山大地、吉田杏、古川、岡田ら、中堅どころの選手が献身的に働いた。

前半で4トライを奪い、247での折り返し。サイドが変わった後半も、勢いは止まらなかった。後半3分、WTB髙橋汰地のトライを皮切りに6トライ。最終的に今季最多の10トライを奪い、6417で勝利。プレーヤー・オブ・ザ・マッチは秋山が獲得した。また、今季加入のFBヴィリアメ・ツイドラキが後半15分に交代出場でデビューを果たした。

茂野共同主将は勝因に、前節の静岡BR戦の苦戦をあげた。

「前半なかなか自分たちの思うようにできなかった。今週はスタートから"主導権を奪いに行く"と。そこがうまくいった」

FL古川も言う。

「変わったのはマインドセット。うちは、いいプレーヤー、いい人間が集まっているけど、受けてしまう試合も多かった。入りから、自分たちで獲りにいこうと」

今季、チームは浮上のきっかけをつかめず、もがき続けた。序盤はまずまずの滑り出しも、中盤以降、例年描いていた成長曲線をたどれず。トップ4入りを争うライバルの横浜EBL東京に黒星を喫した。

きっかけをつかんだ静岡BR戦は、過去7連敗の相手。12点のビハインド、負ければ4強争いから脱落する状況での逆転勝ち(1815)だった。土俵際まで追い詰められてひっくり返したことで、本来あるべき姿を取り戻せた。

攻守に顔を出し、FLデュトイ不在の穴を埋めて余りある働きをしたオールブラックスキャップ41Loパトリック・トゥイプロトゥは、快勝の試合こそ、反省を忘れない。

「ディフェンスが切れ切れになった。

キャリーかキックか、もっといい判断ができた場面も。完璧な試合はないが、ディテールをしっかりやっていきたい」

求道者の姿勢は、若手にいい影響をもたらすはずだ。

敗れたBR東京。ピーター・ヒューワットHCは「20名がケガや脳しんとう(による出場停止)でメンバーに選べない」と苦しい台所を明かした。それでも「うちは若い選手が長くプレーできている」と、泣き言にはしなかった。

リーグワンは残すところ、あと1試合。57日の東京サントリーサンゴリアス戦だ。前回は第2節で対戦、850で敗れている。トヨタにとっては開幕節が中止となり、実質的な初戦。ファーストゲームの固さを突かれた内容だった。今回は中6日、ホストゲームとしてパロマ瑞穂ラグビー場で迎え撃つ。

今シーズンの成長を証明するのに、これ以上ない相手。4強入りを賭けた舞台は整った。

ワークレートは安定。WTB岡田優輝

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巧みなパススキルを披露したPR木津悠輔

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巧みなキックに加え、ゲインも見せたFBウィリー・ルルー

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姫野共同主将退場の穴を埋めたFL佐藤穣司

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試合後の円陣には退場した姫野共同主将の姿も

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今節も大変多くのご声援をいただきありがとうございました。

次節もよろしくお願いいたします。