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JAPAN RUGBY LEAGUE ONEジャパンラグビーリーグワン

第13節
2022
4.16SAT
17:00
ヨドコウ桜スタジアム(大阪府)
38
12 前半 13
26 後半 12
25
T G PT PG DG T G PT PG DG
2 1 0 0 0 前半 1 1 0 2 0
4 3 0 0 0 後半 2 1 0 0 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ NTTドコモレッドハリケーンズ
茂野 海人11'5-0
ライオネル・クロニエ12'7-0
チャーリー・ローレンス17'12-0
ライオネル・クロニエ18'12-0
19'12-5ラリー スルンガ
20'12-7髙野 祥太
26'12-10髙野 祥太
29'12-13髙野 祥太
岡田 優輝30'12-13
前半終了
髙橋 汰地→ウィリー・ルル―0'12-13
彦坂 圭克9'17-13
ライオネル・クロニエ9'19-13
木津 悠輔→淺岡 俊亮14'19-13
清水 岳→三浦 昌悟15'19-13
古川 聖人17'24-13
ライオネル・クロニエ18'24-13
22'24-13杉下 暢→ヴィンピー ファンデルヴァルト
マレ・サウ→ロブ・トンプソン22'24-13
24'24-13牛原 寛章→フランコ マレー
24'24-13杉本 達郎→金 廉
24'24-13ルアン フェルマーク→ナエアタ ルイ
茂野 海人→福田 健太24'24-13
パトリック・トゥイプロトゥ→秋山 大地24'24-13
福田 健太26'29-13
27'29-13岡部 瞬→西浦 洋祐
彦坂 圭克→加藤 竜聖27'29-13
古川 聖人→タウファ オリヴェ27'29-13
ライオネル・クロニエ27'31-13
29'31-18ニック グリッグ
30'31-20髙野 祥太
32'31-20大椙 慎也→李 智栄
34'31-20ニック グリッグ→鶴田 馨
ロブ・トンプソン37'36-20
ライオネル・クロニエ38'38-20
39'38-25茂野 洸気
40'38-25ティアン メイヤー→井之上 明
40'38-25髙野 祥太

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ NTTドコモレッドハリケーンズ
FW1清水 岳FW1岡部 瞬
2彦坂 圭克2牛原 寛章
3木津 悠輔3杉本 達郎
4パトリック・トゥイプロトゥ4大椙 慎也
5マイケル・アラダイス5ルアン フェルマーク
6吉田 杏6杉下 暢
7古川 聖人7繁松 哲大
8姫野 和樹8タイラー ポール
HB9茂野 海人HB9ティアン メイヤー
10ライオネル・クロニエ10髙野 祥太
TB11髙橋 汰地TB11石川 貴大
12マレ・サウ12ニック グリッグ
13チャーリー・ローレンス13金 勇輝
14岡田 優輝14茂野 洸気
FB15小澤 大FB15ラリー スルンガ

リザーブメンバー

16加藤 竜聖16フランコ マレー
17三浦 昌悟17西浦 洋祐
18淺岡 俊亮18金 廉
19秋山 大地19ヴィンピー ファンデルヴァルト
20タウファ オリヴェ20李 智栄
21福田 健太21井之上 明
22ロブ・トンプソン22ナエアタ ルイ
23ウィリー・ルル―23鶴田 馨

ゲームレポート

トヨタヴェルブリッツは4月16日、リーグワン第13節でドコモレッドハリケーンズ大阪(RH大阪)と対戦。6トライを挙げて38-25で勝利し、8勝目を挙げた。

       

中5日のショートウイークで迎えたビジターゲーム。会場となった大阪市のヨドコウ桜スタジアム(旧長居競技場)は、RH大阪の選手入場には炎が使われ、プレーの合間に絶えず音楽や映像が流れるなど、凝った演出の中での試合となった。

前節、BL東京との直接対決に敗れ5位から6位になったトヨタ。4強入りへ再起を賭けた大事な試合、口火を切ったのはSH茂野海人共同主将だった。

この日はFWで徹底してプレッシャーをかけ反則を誘い、タッチキックで相手ゴール前へ。ラインアウトモールで確実にトライをとることに集中した。

「トヨタは昔から力強いFWが売り。今週ずっと"パック(FW)としてプライドを見せよう"とうるさいほど言ってきた」(NO8姫野和樹共同主将)

開始から意図通りFWが塊で相手ゴールラインを越えるも、グラウンディングできない場面が2回続く。もどかしい空気を打ち破ったのが背番号9だった。

9分、相手ゴール前でのラインアウトモール。茂野は内側に走りこみ、HO彦坂圭克からパスをもらい、自らインゴールへ。FWの献身をトライに結び付ける。

17分には自陣10㍍中央付近でペナルティを得ると、すぐに仕掛けた。20㍍近くゲイン、フォローしてきたWTB髙橋汰地にパス。次に繋いだSOライオネル・クロニエがタッチに出される寸前、難しい体勢から右腕一本でCTBチャーリー・ローレンスにオフロードパス。そのままトライスコアラーとなった。

「特に考えすぎず、自分のシンプルな役割を意識した。リーダーは試合の中でいいパフォーマンスを出すことが大事」(茂野共同主将)

言葉通り、リーダーは淡々と役目を果たした。地元大阪でのゲーム、さらに兄・洸気選手との兄弟対決とあり、両親もスタンドから見守った一戦でもあった。

その後、RH大阪に個人技でトライを奪われ、12-7に。さらにハイタックルなどで2PGを返され、12-13と1点ビハインドでの折り返しとなった。

後半はRH大阪のキックオフ。早々に自陣ゴールを背に守る場面もあったが、相手FBラリー・スルンガの突進をFL古川聖人が低いタックルで仕留め、流れを引き戻した。後半の入りは、今季の課題でもあった。

「意識的に自分たちが苦手なところを受け止めて、その一歩から意識して臨もうと話した。結果、メンタル的にも良かった」と姫野共同主将。

苦手な時間帯を乗り切ったことで前に出る勢いが増す。9分にラインアウトモールでHO彦坂、17分にもラインアウトモールを起点にFL古川がインゴールに飛び込み、24-13。本来のプレーが蘇った。その後も26分SH福田健太、37分CTBロブ・トンプソンがトライ。38-25でRHから勝ち点5を獲得し、勝利を挙げた。

サイモン・クロンHCも「チームとして落ち着きを失わず、モールでプレッシャーをかけられた」と試合の流れを評価した。

この日は開幕戦から連続出場を続けてきたFLピーターステフ・デュトイがメンバー外。サイモン・クロンHCは「彼はこれまで、かなりの時間出場している。リフレッシュさせた」と説明。第3列は吉田杏、古川聖人、姫野共同主将と今季初のフレッシュな組み合わせとなった。

「コミュニケーションがとりやすかった。デュトイも休めたし、チームにとってプラスになった」と姫野共同主将。普段は密集の仕事が多い古川もオープンサイドFLで積極的にボールキャリー。チームとしてのオプションを増やした。

一方のRH大阪。LOローレンス・エラスマス主将はじめ、昨季の躍進を支えた主力が負傷。NTTグループのチーム再編により、来シーズンはディビジョン1への不参加が決定しているが、モチベーションを失うことなく80分間戦う姿勢を貫いた。HO牛原寛章ゲームキャプテンは「応援してくれるファンのためにもプレーでしっかり見せる。残り3試合、1試合1試合プライドを持って戦う」と矜持を見せた。

今節は4位の横浜E、5位のBL東京も勝利し、順位は変わらず。4強入りへの課題を聞かれたサイモン・クロンHCは「まずは次の試合に集中。ディフェンスはもう少しつき詰めたい」と語った。

「自分たちのコントロールできることにフォーカスする。あとは、一歩でも二歩でも成長すること。日頃の練習から常にベストな練習、ベストなプレーヤーでいることが必要」と姫野共同主将。

次の対戦相手は静岡ブルーレヴズ。ビジター3連戦の2試合目だ。追いかける側に失うものはない。この試合からさらに成長して、勝ち点を積み上げる。

CTBマレ・サウは2月5日、BR東京戦以来の先発

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前半11分、先制トライを挙げたSH茂野海人共同主将

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後半17分、FL古川聖人がモールからトライを狙う

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プレーヤーオブザマッチはHO彦坂圭克。オフィシャルサポーターの依吹怜さんから帽子を受け取る

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今節もたくさんのご声援をいただきありがとうございました。

次節もよろしくお願いいたします。