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JAPAN RUGBY LEAGUE ONEジャパンラグビーリーグワン

第10節
2022
3.18FRI
19:00
秩父宮ラグビー場(東京都)
9
9 前半 3
0 後半 17
20
T G PT PG DG T G PT PG DG
0 0 0 3 0 前半 0 0 0 1 0
0 0 0 0 0 後半 2 2 0 1 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ キヤノンイーグルス
ライオネル・クロニエ24'3-0
ライオネル・クロニエ27'3-0
ライオネル・クロニエ28'3-0
ライオネル・クロニエ29'6-0
ライオネル・クロニエ33'9-0
36'9-3エスピー・マレー
前半終了
0'9-3竹澤 正祥→松井 千士
2'9-8庭井 祐輔
3'9-10エスピー・マレー
ウィリアム ・トゥポウ→バティリアイ・ツイドラキ11'9-10
11'9-10岡部 崇人→五十嵐 優
11'9-10津嘉山 廉人→松岡 将大
茂野 海人→福田 健太12'9-10
秋山 大地→マイケル・アラダイス14'9-10
ピーターステフ ・デュトイ→フェツアニ ラウタイミ14'9-10
15'9-13エスピー・マレー
清水 岳→三浦 昌悟16'9-13
ロブ・トンプソン→ウィリー・ルル―18'9-13
淺岡 俊亮22'9-13
彦坂 圭克→加藤 竜聖23'9-13
23'9-13庭井 祐輔→髙島 忍
23'9-13エスピー・マレー
古川 聖人→崔 凌也25'9-13
28'9-13ヴィリアメ・タカヤワ→南橋 直哉
34'9-18松岡 将大
35'9-20エスピー・マレー

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ キヤノンイーグルス
FW1清水 岳FW1岡部 崇人
2彦坂 圭克2庭井 祐輔
3淺岡 俊亮3津嘉山 廉人
4秋山 大地4サウマキ アマナキ
5パトリック ・トゥイプロトゥ5ソセフォ・ファカタヴァ
6ピーターステフ ・デュトイ6リアキ・モリ
7古川 聖人7嶋田 直人
8姫野 和樹8コーバス・ファンダイク
HB9茂野 海人HB9山菅 一史
10ライオネル・クロニエ10小倉 順平
TB11ウィリアム ・トゥポウTB11竹澤 正祥
12チャーリー・ローレンス12梶村 祐介
13ロブ・トンプソン13ジェシー・クリエル
14髙橋 汰地14ヴィリアメ・タカヤワ
FB15小澤 大FB15エスピー・マレー

リザーブメンバー

16加藤 竜聖16髙島 忍
17三浦 昌悟17五十嵐 優
18崔 凌也18松岡 将大
19マイケル・アラダイス19アニセ サムエラ
20フェツアニ ラウタイミ20田中 真一
21福田 健太21荒井 康植
22ウィリー・ルル―22南橋 直哉
23バティリアイ・ツイドラキ23松井 千士

ゲームレポート

トヨタヴェルブリッツは3月18日、秩父宮ラグビー場で横浜キヤノンイーグルス(横浜E)と第10節交流戦で対戦。

9-20で敗れ、通算成績が6勝4敗となった。

       ●

前日までの春の陽気から一変。試合開始時の気温は4度。降りしきる雨、ときおり横殴りの風が雨粒とともに頬を叩く。横浜EのHO庭井祐輔副将が「後半開始前は(寒さで)震えが止まらなかった」と振り返った過酷なコンディション。80分を戦い抜いた両チームの選手スタッフとレフリー、傘をささずに見守った2767人の観客が称えられる試合だった。

ボールを手放すリスクを避け、FW主体の攻め。エリアの獲得はキックで手堅く。開始からトヨタがとったのは雨中戦の定石だった。

前半は機能した。接点でも上回り、24、29、33分とSOライオネル・クロニエがPGで3点を積み上げる。トライチャンスは3点を返され9-3となった前半終了直前だった。相手陣ゴール前でFWが連続攻撃。相手のペナルティからタッチキックを選択した。ゴール前ラインアウトモールにBKも入り13人で押し込んだが、相手に阻まれてグラウンディングできず。そのまま折り返した。

後半、横浜EはWTBにセブンズ日本代表で活躍した松井千士を投入する。コンディションの悪い中、足腰の強いランナーを投入したことが効いた。

トヨタのキックオフを相手が蹴り返して自陣でのラインアウト。横浜Eはトヨタボールをスチールすると、SO小倉順平が走りこんできた松井へパス。松井はそのまま腰の強いランニングで大きくゲインした。トヨタはなんとかタッチに出したが、直後のラインアウトモールからトライを奪われ、9-10と逆転された。

前半終了間際にトライをとれなかったトヨタと、後半開始直後に取り切った横浜E。試合はこの5分に集約されていた。さらに横浜Eの「奇襲」は、心理的に少なからぬ動揺を与えた。

その後、風下のトヨタは自陣に釘付け。相手陣に入ることができず、時間を重ねていく。前半、押していたスクラム、ブレイクダウンも徐々に相手が有利な状況に。

後半22分には、PR淺岡俊亮が危険なタックルの判定で退場。以後、14人での戦いを強いられる。

34分にもトライを追加され、9-20。終了間際、トライを狙いに相手ゴール前に迫ったが、ターンオーバーされ、ノートライでの敗戦となった。

サイモン・クロンHCは「後半、テリトリー、ポゼッションコントロールがうまくいかなかった」と振り返った。

敗因は後半、自陣を脱出できる術を持てなかったこと。キックマネジメントに長けたFBウィリー・ルルーをメンバー編成上、先発できなかったことも影を落とした。さらに埼玉WKとの激闘から中6日、ビジターでの慣れないナイトゲームという状況もあった。後半、雨中でBKも絡めたアタックを見せた横浜Eが一枚上手だった。

この試合でWTB髙橋汰地、交代出場のWTBバティリアイ・ツイドラキがリーグワンデビューを果たした。髙橋は昨秋の日本代表合宿で負傷、長らく実戦から遠ざかっていた。

「個人的にも久しぶりの公式戦。思い切ってプレーしようとしたが、自分らしさを出せず、チームのみんなに引っ張ってもらう状態だった」と反省を口にした。髙橋は昨季のトップリーグで10試合中8試合先発。9トライを奪った大きな得点源。実戦感覚が戻れば、心強い存在だ。ツイドラキも公式戦は2シーズンぶり。4月には摂南大で活躍したFB/CTB弟ヴィリアミも加入する。

姫野共同主将は「チームの準備をつき詰めるいい経験だった。雨のプランニング、同じ絵を見られていたか、そこも引き締めないと」と、課題を挙げた。

次節は交流戦最後となるNECグリーンロケッツ東葛。2週連続のビジターゲームとなるが、試合まで中8日。身体を休め、気持ちを切り替える時間は十分だ。トヨタらしい、納得いく戦い方で交流戦を締めくくりたい。

リーグワンでは初の秩父宮での試合となった

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相手ディフェンスをかわすCTBロブ・トンプソン

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今季初先発のWTB髙橋汰地

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FL古川聖人は第7節S東京ベイ戦以来、7番をつけた

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今節は大雨の降りしきる中、そして大変な寒さの中にもかかわらず、多くの皆様のご声援をいただき本当にありがとうございました。次節こそ、勝利で皆さまのご声援にお応えができればと思います。

引き続き応援の程よろしくお願いいたします。

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