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JAPAN RUGBY LEAGUE ONEジャパンラグビーリーグワン

第4節
2022
1.29SAT
12:00
駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場(東京都)
33
17 前半 13
16 後半 10
23
T G PT PG DG T G PT PG DG
2 2 0 1 0 前半 1 1 0 2 0
0 0 1 3 0 後半 1 1 0 1 0
ゲームレポート

試合経過

  • トライ
  • コンバージョンゴール
  • ペナルティゴール
  • ドロップゴール
  • 入替・交替
  • ゴール失敗
  • イエローカード
  • レッドカード
トヨタヴェルブリッツ 東芝ブレイブルーパス
10'0-5小川 高廣
11'0-7トム ・テイラー
20'0-10トム ・テイラー
岡田 優輝29'5-10
ティアーン ・ファルコン30'7-10
32'7-13トム ・テイラー
加藤 竜聖34'12-13
ティアーン ・ファルコン35'14-13
ティアーン ・ファルコン40'17-13
前半終了
4'17-18ジョネ ・ナイカブラ
5'17-20トム ・テイラー
ティアーン ・ファルコン7'17-20
ウィリー・ルル―11'20-20
ティアーン ・ファルコン17'20-20
18'23-20トム ・テイラー
19'23-23梶川 喬介→伊藤 鐘平
19'23-23小鍜治 悠太→知念 雄
19'23-23眞壁 照男→三上 正貴
21'23-23トム ・テイラー→ティム・ベイトマン
秋山 大地→吉田 杏21'23-23
ティアーン ・ファルコン21'26-23
25'26-23セタ ・タマニバル
ペナルティトライ26'33-23
32'33-23大内 真→金 寛泰
32'33-23山本 浩輝→シオネ ・ラベマイ
36'33-23小川 高廣→杉山 優平

メンバー

  • IN
  • OUT
  • CAPTAIN

スターティングメンバー

トヨタヴェルブリッツ 東芝ブレイブルーパス
FW1三浦 昌悟FW1眞壁 照男
2加藤 竜聖2大内 真
3木津 悠輔3小鍜治 悠太
4秋山 大地4梶川 喬介
5パトリック ・トゥイプロトゥ5ジェイコブ ・ピアス
6ピーターステフ ・デュトイ6德永 祥尭
7古川 聖人7マット ・トッド
8姫野 和樹8山本 浩輝
HB9福田 健太HB9小川 高廣
10ティアーン ・ファルコン10トム ・テイラー
TB11ウィリアム ・トゥポウTB11濵田 将暉
12マレ ・サウ12中尾 隼太
13チャーリー ・ローレンス13セタ ・タマニバル
14岡田 優輝14ジョネ ・ナイカブラ
FB15ウィリー・ルル―FB15松永 拓朗

リザーブメンバー

16吉田 康平16金 寛泰
17髙橋 洋丞17三上 正貴
18淺岡 俊亮18知念 雄
19吉田 杏19伊藤 鐘平
20フェツアニ ラウタイミ20シオネ ・ラベマイ
21梁 正秋21杉山 優平
22ロブ・トンプソン22ティム・ベイトマン
23ヘンリー ジェイミー23桑山 聖生

ゲームレポート

全員でつかんだリーグワン初勝利。

前週の第3節、NTTドコモレッドハリケーンズ大阪戦が前日に中止となり、2週間ぶりの公式戦となったトヨタヴェルブリッツ。リーグワン待望の初勝利は苦しんだ末に手に入った。

1月29日の第4節、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で対戦したのは東芝ブレイブルーパス東京(以下BL東京)。トップリーグ時代から互いにフィジカルでしのぎを削った好敵手だ。この日も、ブレイクダウンの激しさに手を焼いた。トヨタは最後尾にウィリー・ルルーが初先発。巧みなキックでチームを前に出しアタックでフェイズを重ねるも、BL東京の接点での素早い絡みにボールを失う。序盤はもどかしい展開が続いた。

10分には自陣ゴール前ラインアウトモールからBL東京SH小川高廣共同主将に先制トライを許す。20分にPGを追加され、0-10と追う立場に。流れを変えたのは、14番岡田優輝だった。

29分、相手陣中盤のラインアウトから連続攻撃、SOティアーン・ファルコンからボールをもらうと、空いたスペースに走りこみ、トライを挙げた。横にいたFLピーターステフ・デュトイが囮(おとり)となり、わずかにディフェンスが寄った隙を見逃さなかった。

あれはサインプレー。うまくスペースを活かすことができました」

殊勲甲のプレーは、トライだけではなかった。32分にPGを追加され、7-13とされた直後のキックオフ。岡田は猛然と相手にプレッシャーをかけ、ペナルティを勝ち取った。チームはタッチキックを選択。34分、ラインアウトモールからHO加藤竜聖のトライ、SOファルコンの逆転コンバージョン(14-13)へと結び付いた。

「僕は派手なプレーはできないので、泥臭くいくのが仕事」

昨季も全試合に出場した14番が、重苦しい流れを引き戻した。 

後半もブレイクダウンで激しい応酬が続き、PG合戦に。11分、20-20の同点の場面でFBルルーが故意のノックオンで一時退場となる。一人少ない時間帯で、今度はFWが意地を見せた。14分、自陣10m付近の相手ボールのスクラム。一気の押しでペナルティを得る。レフリーの笛が吹かれた瞬間、HO加藤が右手の拳を大きく突き上げた。難しい角度のPGをSOファルコンが慎重に決め、23-20と勝ち越した。試合中盤、スクラムで得たペナルティは3点以上の重みがあった。

緊迫したPG合戦に終止符を打ったのは入社3年目、この試合が公式戦初先発の9番福田健太だった。26分、BL東京が攻めていたボールをターンオーバー。自陣22m付近から俊足を活かし独走、一気にゴール前へ。グラウンディング直前に相手が背後からハイタックル、結果的にペナルティトライが与えられた。これで33-23。その後はBL東京の反撃を守り切って勝利を挙げた。

プレイヤー・オブ・ザ・マッチにも選ばれた福田は今季、姫野和樹、茂野海人共同キャプテンが日本代表でチームを空けている間、FL古川聖人とリーダーを任されていた。

「これまでは"自分が自分が"という気持ちが強かったけれど、リーダーとして全体を見るようになって、チームのストラクチャーの中で自分を活かすことを学びました」

強みはスピードとフィットネス。

「サイモン・クロンHCからは"80分でなく、83分走り切れるフィットネスを作れ"と言われて、試合に出られない間も、それはずっとやっていました」

SHに不可欠な負けん気も強い。対面として対戦した小川共同主将は「自分にも、どんどんプレッシャーをかけに来て、チャレンジしてるな、と」。結果的にペナルティトライとなり、トライスコアラーとして名前は記録されないが、存在を鮮烈に印象付けた。

会見でLOパトリック・トゥイプロトゥ、FLデュトイの世界的選手について聞かれたクロンHCは「もちろん二人とも素晴らしい選手だが、今日は全員で勝ち取った勝利」とチームを称えた。福田とHB団を組んだSOファルコンもすべてのキックを成功させた。

全員がきっちり役割を果たし、苦しんだ末につかんだリーグワン初勝利だった。

「今日の反省はペナルティの多さ。細かいところもまだまだ。修正して次の試合を迎えたい」と姫野共同キャプテン。

次節は2月5日、パロマ瑞穂ラグビー場にブラックラムズ東京を迎え撃つ。中止となった開幕の静岡ブルーレヴズ、ドコモ戦は、いずれもトヨタのホストゲームだった。次は待望のファーストジャージーで、2勝目を飾りたい。

前半29分、トライを挙げたWTB岡田優輝

岡田 東芝.jpg

公式戦初先発でマン・オブ・ザ・マッチに選ばれたSH福田健太

健太 東芝.jpg

BL東京 LOジェイコブ・ピアスにプレッシャーをかけるFLピーター・ステフデュトイ(左)とLOパトリック・トゥイプロトゥ

デュトイ パトリック 東芝.jpg

試合後は全員で競技場を一周してファンに挨拶

行進 東芝.jpg

今節も大変多くのご声援をいただきありがとうございました。

次節もよろしくお願いいたします。

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